映画「赦し」は、2023年に劇場公開された。
監督は、インド人のアンシュル・チョウハン。
【動画レビュー】映画「赦し」は、魂への救済へと通ずる、細い光の道である。
主演は、尚玄(しょうげん)、松浦りょう、MEGUMIの三人だ。
なぜ、MEGUMIなのかは判然としないが、松浦りょう、尚玄の配役は、思わず唸ってしまうほど、ハマっていた。
こういう映画を観ると、映画はまだ終わっていないと感じる。しかし、先日観た「隣人」は韓国人の監督であり、今回の「赦し」はインド人の監督だ。
韓国映画「隣人-The Neighbors-」は、ありがちなホラーではなく、極めて良質な心理劇だ。
今の日本は、商業主義が隅々まで浸透し、その浸透度と比例して、あらゆる表現は疲弊、衰退している。
だが、突破口はある。見えない壁を破ればいいのだ。破れる、今はなぜか、できる、と強く思った。
魂を救済する、究極の道は「許すこと」だけだと、私は最近になって強く思っているのだが、心の安寧、魂の静けさを得る方途は、必ずある、そう信じて、残りの人生を生き切ってみたい。
なお、この映画「赦し」のスタッフは以下のとおりである。
監督・編集:アンシュル・チョウハン
プロデューサー:山下貴裕 茂木美那 アンシュル・チョウハン
エグゼクティブ・プロデューサー:サイモン・クロウ ランカスター文江
アソシエイト・プロデューサー:前田けゑ 澤繁実 岡田真一 木川良弘
脚本:ランド・コルター
撮影:ピーター・モエン・ジェンセン
音楽:香田悠真
日本映画というより、無国籍映画というべきだろうか。いや、そんなことは、おそらくは、どうでも良いのだ。
いろんな人が協力して、良い映画作品を創造した、すばらしい仕事が成し遂げられた、そのことに心から拍手を贈りたい。