今日の風花未来の詩は「希望の方程式」です。
希望の方程式
夢の中で
言葉を紡いでいた
二十代の頃は
夢で文章を書いていて
目覚めてから
夢で書いた文章を
手直しして作品にするのは
珍しいことではなかった
しかし
久しぶりに
夢の中で紡いでいた言葉を
目覚めてから
そのまま書いて
何の手直しの必要がなかった
そんなことは
今までに一度もなかった
自分で心底から納得できる
言葉のつながり
言葉の流れが
あまりに自然に
一字一句
何の手直しもなく
書けてしまった
夢と現実が
ピタッとつながった
高校の現代国語の先生が
夢と現実
どちらが本当の人生だろうか
と私に問いかけたのを
想い出した
夢と現実の激しい落差に
ずっとずっと苦しんできたのが
私のこれまでの人生だった
夢だけに生きたわけではない
現実のためだけに生きたわけでもない
激しく現実社会で戦っていた時期も
夢や理想が消えたことはなかった
現実をかなぐり捨てて
夢を追いかけた時期もあったが
挫折という手痛いしっぺ返しをくらった
いつも
夢と現実は
大きく
かけ離れていた
そして
余命3ヶ月の宣告を
受けることに……
それから私は変わった
夢と現実の差異が薄まった
天使にも
ふつうに逢えるようになった
そして今日
夢の中でも
現実でも
全く差異のない
同じ言葉の連なりを
完全無欠の文章を
書くことができた
今日書いた
文章のタイトルは
「希望の方程式」
ここで連なった言葉は
多くの人と連なれる
希望へとつながれる
光源となってくれるだろう
そう信じたら
視界が
明るく
広がってゆき
希望への風景が
くっきりと
見えてきた
夢観ていると自分がそこの主役になり切りその私は縦横無尽に自由な創造を旅します。
私の夢模様は現実の扉の先のものが大きなスケールも大きい場面がしばしばです。矢張り夢にはポテンシャルの発掘調査隊の様です。