神様が降りてくる瞬間 Mariah Carey with Wanya Morris

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昨日は、古いビデオを引っ張り出して楽しんでいました。

体調が万全でないために、本格的な外出ができないので、どうしても、音楽を聴いたり、ドラマを見ている時間が長くなってしまいます。

見たビデオはこれ。

マライア・キャリー・アット・マジソン・スクエア・ガーデン [DVD]
タイトルは少し長いです。

FANTASY:MARIAH CAREY AT MADISON SQUARE GARDEN
マライア・キャリー・アット・マジソン・スクエア・ガーデン

マライア・キャリーの全盛期の素晴らしさが堪能できました。

中でも、7番目におさめられている曲が圧巻。

I'LL Be There (With Wanya Morris of Boyz II Men)

マライアのライヴステージは、いろいろ楽しんできましたが、このWanya Morrisといっしょに、「One Sweet Day」と「I'LL Be There」を歌った時ほど、乗りに乗っているマライアを見たことがありません。

Wanya Morrisも全身全霊で、マライアと共振し続けます。

6番目の曲「One Sweet Day (With Boyz II Men Live Video )」から、
「I'LL Be There」までの2曲を聴くだけで、至福の時に浸れます。

このハーモニーを聴いている時、音楽の神様が2人の元に降りてくるのが見えました。
大げさではなく、本当に神様が降りてきて、いっしょに微笑みながら歌っている…そんなふうに感じられたのでした。

この2曲が楽しめるだけでも充分だと思い、アマゾンでDVDを注文してしまいました。ユーチューブでも、Mariah Carey with Wanya Morrisは見つからなかったので…。

こちらは見つかりました↓
Mariah Carey Boyz II Men - One Sweet Day Live

この曲は素晴らしいですよ、と人に勧めても、受け入れられないことは知っています。でも、感動したりすると、どうしても、人に話したくなりませんか?(笑)
今回、このアルバムをご紹介したのは、MariahとWanyaのハーモニーが美しかったことはもちろんですが、それよりも、音楽の神様が降りてくる瞬間、あの「ざわめき」のような「ときめき」を体感できたことをお伝えしたかったのです。

女子W杯、なでしこジャパンは準々決勝でドイツと対戦

ドイツで開かれているサッカー女子W杯なでしこジャパン、頑張っていますね。

サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は5日、A組とB組の最終戦を行い、B組の日本は0─2でイングランドに敗れて通算2勝1敗の勝ち点6で2位となり、9日の準々決勝では地元ドイツと対戦することが決まりました。

イングランドに敗れ、予選リーグを1位通過できなかったのは残念です。しかし、、なでしこジャパンは、「スペインのバルセロナのようなサッカーをする」と称賛されているとか。バルセロナは華麗なパスを特徴とする攻撃的サッカーをしますよね。

確かに、パスがよくつながるし、なでしこジャパンのサッカーは観ていて面白い。勝ち負けを度外視しても、ワクワクできます。

ずいぶんと長い間、サッカーに関する記事は書いていないのですが、なぜ書きたかったかというと、なでしこジャパンを見ていると、明るい気持ちになれるからです。

男子サッカーも、ようやく少し面白みが出てきたのですが、女子サッカーは、男子のそれよりも小気味が良く、観終わった後、ストレスが残りません。

選手の表情も生き生きしていて、男子選手の線の細さ、神経質な表情はなく、女子の方がたくましく、プレーも思い切りが良いです。

ランキングも世界4位ですから、次のドイツ戦も、つい期待してしまうのですが…。

明るい話題の少ない日本に、なでしこジャパンが、さわやかな良風をドイツから送り込んでくれている感じ。準々決勝のドイツ戦ですが、悔いの残らない試合をしてほしいものです。

私的には、日本のショートパスサッカーは、美しいし、気持ちがよいので、この線をさらに際立ててほしい。とりあえず、結果より、やりたいことを、やり切ってほしいと思います。

自殺者が13年連続3万人を超えてしまった。

日本政府は10日、2011年版の『自殺対策白書』閣議決定。

『白書』によると、2010年の日本の自殺者は3万1690人で、13年連続で3万人を超えました。

(以下、「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月11日からの引用)

自殺の原因は「健康問題」が最多で、その次には「経済・生活問題」となっている。

男性は前年比1189人減の2万2283人、女性は34人増の9407人だった。40才から60才代の男性が約4割を占めた。職業別から見ると、「無職」が61.9%となっている。

『白書』では、東日本大震災の被災者への心のケアが日本政府の課題であるとも強調された。

(引用は、ここまで)

また、asahi.comは、「若い世代の自殺者数が増える傾向にあり、白書では若者の雇用形態が不安定なことが背景にあると指摘している。 人口10万人あたりの自殺者数は、20~24歳が1998年の16人から09年に22人まで増加。25~29歳も19人から24人まで増えた。50代と60代が98年以降は減少傾向にあるのと対照的だった」と報じています。

年間3万人以上の人が自殺しているというのは、本当に異常ですね。

原因は、病気、仕事、経済事情などがよくあげられますが、言葉を置き換えると、「生きているよりも死んだほうがマシだ」と思ったから死んでしまったということになります。

では、人は「生」よりも「死」を選ぶのは、どんな時でしょうか?

大きくわけると、2つのケースに大別されると思います。

一つめは、未来に希望がない場合。

二つめは、例えば、家族のためとか、恋人のためとか、目標を達成するためだとかいう、「生きている理由」を失くしてしまった場合。

「将来への希望が抱けない」、しかも、「~のために生きようという理由もない」となれば、人は自殺を選んでも無理はない気がします。

しかし、悩みを自分では解決できない時に、相談できる人がいたら、状況は変わるのではないでしょうか。

もしも、身近にいなかったら、あそこに行けば、気持ちが落ち着くとか、自分の心の置き場所があれば、ずいぶん違うと思います。

「心のよりどころ」「心のふるさと」を失ったことが、現代人の不幸のはじまりだった、そう感じているのでは私だけではないはず。

悩みと正面から真剣に向き合って、それを解決する練習をほとんどの人がしていないのではないでしょうか。

もちろん、テレビだとか、新聞や雑誌などは、そういうお金にならない情報は基本的に流しません。

例えば、もう、どうしようもないくらい落ち込んだ時、この本を読むと救われるとか、そういう「心の糧」となる本の存在を知っているだけでも、自殺はある程度は防げると思うのですね。

おこがましいことは語れないのですが、「心の糧」となる良書ならば、このブログでも、ご紹介できるかと思います。

そう、「風花未来.com」では、「心の糧となる良書」の紹介にも、力を入れてゆきたいのです。

先日ご紹介した、ドストエフスキーの「白痴」も、心という畑を耕すのには役立つ作品だと思います。上下巻で1500ページ近い長編小説ですが、毎日少しずつ読んでも、1ヶ月あれば読了可能です。

脳から汗が噴き出るほど考えつつ、全身で登場人物に感情移入しながら、最後まで読み切った時、信じられないくらい読解力がついていますし、精神的な粘りも養われていることでしょう。

もちろん「言響(こだま)プロジェクト」で私が語っている「言葉の凄さ」も体験できるに違いありません。