2012年に公開された映画「麒麟の翼」をDVDで鑑賞しました。
当サイト「美しい言葉.com」としては、珍しく最近の映画を取り上げます。
良質なエンターテインメントです。東野圭吾の同名の原作を読んでいないので、謎の答えがわからず、余計に没入できました。
特に、主人公である加賀恭一郎を演じた、阿部寛の存在感が際立っていました。60歳以下の役者で、味のある演技を楽しませてくれるのは、渡辺謙と阿部寛ぐらいしかいないと感じるのは私だけでしょうか。
映画自体、細部まで、手抜きなしに作り込まれているので、緊張感を最後まで保つことができました。
東野圭吾の小説は、映像化されると面白いですね。小説の文章は淡泊なのですが、アイデアとかプロットは面白いので、それなりの配役と演出ができれば、映像作品として充分に楽しめます。