■Web文章は感覚的に読まれる運命なのです。
ブログなど、インターネット上に公開されている文章は、熟読はされません。
たいていの人は読み流す程度です。
考えながら読む人は、ほとんどいません。
では、Web文書を読む人は、文章の内容を理解していないかというと、そうでもないのです。
ネットユーザーは、文章を感覚的に読む人が多い。
つまり、感覚的に理解するのが、ネットユーザーなのです。
ですから、人気サイトを作りたいのであれば、読者が求める情報を配信することはもちろんですが、読者の感覚を刺激し、電流にたとえるならば、しびれさせるくらいでないと、効果が持続しないのです。
つまり、しびれるくらいでないと、読者が電流を感じた、その感覚を長くおぼえていて、リピートしてくれるようにはなりにくいのです。
■3つの「感」をかなえる文章
「しびれる」といっても、その内容はいろいろありますね。
風花式文章術の中では、3つの「感」を読者が体験してくれるように、文章を書きましょうとススメています。
3つの「感」とは以下のとおりです。
1)快感
2)共感
3)感動
それぞれについて、少しだけ解説してみましょう。
1)快感
「快感」を求めている人が、ネットユーザーには多いのです。
動画共有サイト、あれなどは、「快感」だけを、数分間、得たいので、1日に1度は開く人が多いのではないでしょうか。
ブログでも、高尚な内容でなくても、読者の感覚をくすぐり、反応を刺激する文章が書ければ、ファンは増えてゆくものです。
2)共感
「そうそう、私もそう感じたのよ」「ふむふむ、そういうことって、よくあるよね」とか、「共感」を覚えさせる記事が書けると、ファンは確実に増加してゆきます。
なぜなら、共感は、ブロガーと読者との共振作用であり、良質なコミュニケーションでもあるからです。
3)感動
快感や共感よりも、読者は無意識的に求めているのが「感動」です。
平凡な日常では「感動」することは、滅多にありません。
それだけに、もしも読者に「感動」を与えることに成功すれば、あなたと読者の結びつきは、かなり強固なものとなるのです。
■「快感」「共感」「感動」が人気を呼ぶ。
具体的に、どうしたら、3つの「感」がかなえれれるか、イメージできるでしょうか。
以下のことを試してください。
テーマとかネタとか、記事の材料がそろったら、文章を書き出す前に、今回の記事で、読者に何をしてもらいたいか、(どのような反応をしてほしいのか)を意識し、それをかなえるために語り始めるようにしてください。
たぶん、これまで、あなたは、そういうことはしていないのではないでしょうか。しているかもという人は、そのことを、もっと強く意識して、意識的に行動してください。
あなたが読者に求めるものが、「共感」ならば、それをかなえられるような語り口で、話を進めて行くのです。読者に「共感」されなければ、記事を書く意味は半分以下になる、それくらいに思って書くことが大切。
最初から完ぺきな成功は得られないかもしれませんが、ぜひ、この方法を試してください。得られるものが、かなり大きいはずです。