ドイツ・フュッセンで行われていた、カーリング:ソチ五輪出場決定戦。ついに、カーリング女子日本代表が五輪出場の正式切符を獲得しました。

歓びの輪の中心にいたのは、マリリンこと本橋 麻里でもなく、美しすぎるカー娘こと市川 美余でもなく、カーママの小笠原歩でした。

小笠原の旧姓は小野寺。2006年の冬季五輪でチーム青森のスキップとして出場。大活躍し、カーリングブームの立役者となりました。その後、結婚、出産のため一線を退き、2010年に復帰。子育てしながらカーリングに打ち込む選手という意味から「カーママ」として注目されてきました。

しかし、まさか、市川美余、本橋麻里というスポットライトが似合うスター選手を押しのけ、カーママの小笠原がヒロインなるとは。この筋書を、一年前に予想した人はほぼいないのではないでしょうか。

国内の決定戦出場権利を市川のいる中部電力から奪った北海道銀行が、ものの見事に、ソチ五輪への出場切符を手に入れてくれました。

これで、静かに継続してきたカーリング人気も、首の皮一枚でつながった感じですね。本大会で活躍し、第二期のカーリングブームを起こしてほしいものです。