映画「嘘八百」の登場人物は少なくない。しかし、ほぼ中井貴一佐々木蔵之介の二人芝居に見えた。

 

それほど、中井貴一と佐々木蔵之介の演技は際立っていた。

 

「嘘八百」(うそはっぴゃく)は、2018年に公開された日本の映画。監督は武正晴、主演は中井貴一と佐々木蔵之介。

 

これは映画というより、演劇である。空間が限定されていて、その空間に人が出は入りし、セリフ回しが命の構成になっているからだ。

 

また、その演劇的な構成が実に効いている映画となっている。

 

それも、中井貴一と佐々木蔵之介という芸達者がいるから、視聴者を堪能させらるのだ。

 

演技力のある役者の演技を中心に構成する映画、これは王道であろう。

 

演技の上手さでもう一人際立っていた役者がいた。それは近藤正臣である。

 

ところで、この映画のテーマである「嘘」だが、視聴者を笑わせるために、嘘を連発させ、ラストにも、どんでん返し的な嘘を用意している。

 

ただ、決定的に、視聴者が「アッと思う」嘘がなかった気がする。人生の機微に触れる嘘が出てこないからである。

 

嘘は人生にとって重要だ。一つの嘘によって人生が決定されることがある。

 

喜劇だからこそ、ドキッとする嘘を人生からの必然として、また運命として用意する必要があったのではないだろうか。

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