「出れる」「見れる」「食べれる」といった、いわゆる「ら抜き表現(言葉)」は、公性を重んじる企業サイトや公式サイトなどはもちろん、やはり、個人メディアであるブログにおいても、使わない方が良いでしょう。

 

妙にくだけた感じになるだけでなく、品がない、センスが悪いととる人もいるはずですから、気をつけましょう。

 

「出られる」「見られる」「食べられる」が正しいことは言うまでもありません。

 

文法的に言いますと、上一段・下一段活用の動詞は、可能表現(可能動詞として)は使えません。

 

一方、「取る」「行く」「会う」などの五段活用の動詞は、「取れる」「行ける」「会える」というふうに可能動詞にして使うことができます。

 

可能動詞は、「行くことができる」「取ることができる」といった長い言い回しを「行ける」「取れる」と簡潔に書けるメリットがあるのです。

 

なお、「食べられる」という表現には「可能」「受け身」「尊敬」という3つの意味があります。少し紛らわしいのですが、この点が日本語の難しさと言えそうです。