熟語を動詞として使わないことで文章をやわらかくする。
「決定する」「分割する」「緩和する」など、「名詞+~する」の形で使う「熟語動詞」を使いすぎますと、文章が硬くなってしまいます。
特殊なケースを除きますと、文章は硬いよりもやわらかい方が、好感を持たれやすいことは間違いありません。
文字制限があり、文を短くしなければいけない時以外は、できるかぎり、熟語動詞は使わないように心がけてください。
以下、熟語動詞とその言い換えの例を、まとめてみます。
決定する → 決める
分割する → 分ける
緩和する → 緩める
完了する → 終わる
雇用する → 雇う
到着する → 着く
遅延する → 遅れる
行使する → 行う
開始する → 始める
開催する → 開く
下降する → 下がる
上昇する → 上がる
延長する → 延ばす
軽減する → 減らす
援助する → 助ける
削減する → 削る
消去する → 消す
いかがでしょうか? 使わなくても良いのに、ついつい熟語を使っていることって、ありますよね。
漢字の多い文章は見ただけで圧迫感を覚えることがあります。少しでも熟語動詞を減らして、読者が親しみやすい文章を書くようにしましょう。
タグ
2012年5月20日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:文章の基本ルール
環境依存文字(機種依存文字)は文字化けの原因に
自分のPCでは読めるのに、他のパソコンでは「文字化け」して読めないことがありますよね。その主な原因は、環境依存文字(機種依存文字)を使っているからです。
機種依存文字(環境依存文字)
機種依存文字(きしゅいそんもじ、きしゅいぞんもじ)または環境依存文字(かんきょういぞんもじ)とは、電子的に扱う文字データのうち、処理系(ソフトウェアおよびハードウェア)によって違う文字に表示されたり、全く表示・印刷できなかったりするものの慣用的な総称である(引用元:ウィキペディア)
Web上で公開する文章を書く場合「文字化け」の原因となる、環境依存文字(機種依存文字)は使わないようにしましょう。
以下、代表的な環境依存文字(機種依存文字)の種類をあげておきます。
●半角カナ文字
●丸付き文字
●ローマ数字
●単位
●括弧付き文字
●キャラクター文字
●2文字以上をまとめた文字
●異体字
●難読漢字
機種依存文字(環境依存文字)の具体例は、以下のページで確認できます。
文章を書いた後、このツールを使えば、環境依存文字(機種依存文字)をチェックできます。
タグ
2012年5月9日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:文章の基本ルール
「起承転結」か「序破急」か?
「起承転結(きしょうてんけつ)」とか「序破急(じょはきゅう)」とかいう言葉を、聞いたことがないという人はいませんよね。では「起承転結」と「序破急」について、詳しく、正確に説明できる人はどれくらいいるでしょうか。また「起承転結」「序破急」という形式を実際に活用して、文章を書いたことがある人は……。
ヤフーの辞書を引いたのですが、かなりわかりにくいので、Wikipediaから引用させていただきます。
【起承転結】
起承転結(きしょうてんけつ)とは、物事の展開や物語の文章などにおける四段構成を表す概念。元々は4行から成る漢詩の絶句の構成のこと。
【序破急】
序破急(じょはきゅう)とは、日本の雅楽、能楽など日本の伝統音楽から転じて、連歌、蹴鞠、香道、剣術、抜刀術、居合道など芸道論で使用されることばである。さらに、文章構成などにおける三段構成を指す概念としても用いられる。
「起承転結」も「序破急」も、要するに、文章構成の方法です。詳しい解説は省略しますが、「起承転結」は4部構成、「序破急」は3部構成と考えれば、わかりやすいでしょう。
例えば、ハリウッド映画の世界では「三幕形式」というものがあって、観ていて飽きないエンターテイメント作品の多くは、この構成を採用していると言われています。
ただ、構成について学べば学ぶほど、「起承転結」とか「序破急」とかいう言葉は、もうかなり古くなっており、構成を語る場合に、便宜的に使われてきたという傾向が強いと感じざるをえません。
脚本家や小説家など、実際に創作している人に聞きますと、「起承転結」や「序破急」を意識して書いている人などはほとんどいないようです。ましてや、古いノウハウ本に書かれているように「起承転結」あるいは「序破急」という形式に当てはめて書いている人は、皆無ではないでしょうか。
一方、構成のしっかりした文章は読みやすく、理解もしやすく、面白く読める場合が多いという現実があります。
ですから、400字詰め原稿用紙に換算して100枚を超える文章を書く時は、文章を3部構成にするか、4部構成にするか、考えてみることは有益でしょう。
ただし「起承転結」「序破急」などという言葉を使うと、わかりにくくなるので、3とか4とかいう数字で、構成を考えた方が合理的です。というのは、3部構成、4部構成などと一口で申しましても、バリエーションは相当に多く、「起承転結」「序破急」などいう古めかしい言葉では、構成パターンを明確に語りきれないのです。
では、ブログの文章はどうかと申しますと、初心者の方は、2部構成で書くことを、強く推奨いたします。
ブログの1記事は500字から2000字(スペースを含む)で書かれる場合が多いのです。
こうした短い文章の場合は、複雑な構成など、必要ありません。インターネット上で公開されるWeb文章は、まず何よりも「わかりやすさ」が求められます。情報伝達の場合は、2部構成が最適。読む側にとっても負担が少なく、明快に意味を理解してもらいやすいからです。
では、その2部構成の具体的な中身ですが、それについては、私の電子書籍「風花水映 Webライティング・スピードマスター」で詳しく解説しました。
書くことに慣れないうちに、間違っても、ブログ文章を「序破急」だとか「起承転結」に当てはめて、記事を書こうとしないでください。言葉の意味は知っているべきですが、この二つの言葉は、解説する側が便宜上使ってきた言葉であり、現在ではほとんど機能してこなかったことを、忘れてはならないでしょう。
書くことに自信がついてきたら、3部構成に挑戦するのも面白いです。それについては、機会を改めて語りたいと思っています。
タグ
2012年5月3日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:文章の基本ルール



