風花未来が、優れた詩や美しい大和言葉など、日本語の力を再発見。Web文章の書き方講座も連載中。

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美しい言葉

CATEGORY美しい日本語の作品

中野好夫の「文学の常識」は名著です。

中野好夫(なかの よしお)の「文学の常識」という著書をご存知でしょうか。中野好夫という名前を知らない人が多いのではないかと思います。 「文学の常識」は文庫本ですが、現在は絶版になっているのです。 しかし、私の体験から、中野好夫の…

戸川幸夫の小説「高安犬物語」を読んだ感想。

戸川幸夫の「高安犬物語(こうやすいぬものがたり)」を再読しました。 思うこと多々あったのですが、突きつめると、以下の点に集約されるかと思います。 1)抜きんでた筆力 動物文学という狭いジャンルに押し込められやすいので、あまり知られ…

映画「野菊の如き君なりき」で笠智衆が朗読した伊藤左千夫の純愛短歌。

はかない命を歌いつつも、その歌そのものは、永遠の命を得ている……そんな奇跡のような短歌があります。現代的な感覚にもマッチするので、短歌というよりも一行詩と呼んだ方が良いかもしれません。 世のなかに光も立てず星屑の落ちては消ゆるあはれ星屑 …

谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を読んで感じた絶望と希望について

谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)の「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」というエッセイを青空文庫版で読みました。 「素晴らしい文章ですね」というような言葉では言い表せない、「絶望」に似た、また「希望」に近い気持ちになったのです。 …

宮城道雄の「心の調べ」を読んで、忘れかけていた大切なことに気づきました。

宮城道雄(みやぎみちお)の「心の調べ」という随筆を、青空文庫版で読みました。 タブレットですと、1ページで収まってしまうくらい短いのですが、ハッとする気づきがありったので、ブログに感想を書きたくなったのです。 (さらに……

語り継ぎたい「美しい日本の詩」をまとめてみました。

美しい日本語で書かれた詩に関する記事をまとめてみました。読み継ぎ、語り継ぎたい名作、隠れ名作がたくさん登場しますので、どうぞ、お楽しみください。 この明るさのなかへ ひとつの素朴な琴をおけば……八木重吉の詩「素朴な琴」より あは…

戸川幸夫「熊犬物語」を読んだ感想。

このブログ「美しい言葉」では、何度か戸川幸夫の小説について触れてきました。 ⇒「高安犬物語」の感想 ⇒戸川幸夫「爪王」を読んでみてください。 今回取り上げる小説「熊犬物語」は、新潮文庫の「高安犬物語」に収録されています。 …

二人が睦まじくいるためには(吉野弘「祝婚歌」)

吉野弘という詩人をご存じでしょうか。また、吉野弘の「祝婚歌」という詩を知っておられるでしょうか。 現代詩に少しでも興味を持ったことのある人なら、知らない人はまずいないという詩人であり、詩です。 ただ、現代詩に全く関心がない、詩な…

芥川龍之介のラブレターは手紙の名作

以前、手紙文(電報)の名作をご紹介しました。この記事でしたね⇒世界一美しい手紙文は? さて、今回は芥川龍之介の手紙文、しかも、ラブレター(恋文)を取り上げてみます。 芥川龍之介が自殺したのは、昭和2年です。文子夫人は未亡人となり…

川端康成の「美しい日本の私」は、日本語と日本的美意識の激しい逆襲である。

川端康成の「美しい日本の私」を現在、読んでいます。10ページ読み進むのに、数時間を要するという難行です。 かといって辛いわけではなく、むしろ、苦痛に似た快感を覚えています。 若い時に何度かトライして挫折した記憶がある、この「美し…

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